【白峰三山】北岳・間ノ岳・農鳥岳/広河原〜奈良田の1泊2日テント泊 2018/09/17〜2018/09/18

奈良田駐車場に車を停め、朝一のバスで広河原に移動。

1日目:広河原〜左俣コースで北岳山荘。予定では北岳ピークも。

2日目:北岳山荘〜間ノ岳〜農鳥岳〜大門沢小屋〜奈良田駐車場

※疲れたら大門沢でもう1泊のエスケープも意識して

楽しい指数:★★★★☆

初めての奈良田駐車場。新東名の新清水ICから下道で100kmあります、けっこう遠い。

田舎のバイパス通って途中から県道に入ります。

県道に入ってからはいろんな動物とばったり会いました。。ちょっと怖かった。

4時に駐車場に着き30分ほど仮眠。バスが5時30分なのでダラダラと準備

だいぶ明るくなってきました。5時20分頃のバス停。

駐車場内にバス停があり非常に便利です。仙流荘のような料金所はありません。バス乗る時に支払いします。

5時32分のバスに乗り、約50分くらいで広河原に到着

6年前に北岳登った振りで懐かしや〜 その時は仙流荘から北沢峠で乗り継いで来ました。

そして思ったより人が多い。

あれ・・ここから北岳見えるはずなんだけどな🤔🤔

吊橋渡って

広河原山荘で登山届書いて出発です!!

今日の行程は来たことあるのでスムーズです。

広河原山荘すぐ横から登山が始まりますが、

序盤はホント楽ちんです

沢沿いの樹林帯をダラダラと登ります。

前日にもちょこっと降ったようで、沢の水は勢いがあります。

登山道も少し水の通り道になってました。

何度も渡渉するのでいろんな橋を渡ります。

地図にも書いてある崩落地。ちょっとビビる

この辺も懐かしいなぁ。6年前と変わってない!

樹林を抜けて、沢沿いルートになるあたりです。

目の前がバットレスですが、雲が厚くて超どんより😅

雪渓があることで有名なコースですが、9月の中旬の今は全て溶けてました。

右俣コースとの分岐あたりですね。

天気が良いと素晴らしい景色ですが、真っ白というかどんより。雨は降ってません🙄

そしてこのあたりから徐々に斜度が上がってきます。

早かったペースもコースタイム通りに戻されます。

草すべりルート方面は紅葉前といった感じですね。

3連休最終日なので、下りも結構な人数がいます。

ルートが広いので渋滞はしませんが、どこ歩こうかちょっと迷いますね〜

でかい岩たちを避けながらひたすら登る

景色が変わりませんが、雲と一緒に高度を上げているようで、雲に追いつきません!ラッキ😁

沢跡(なのかな)の登りを終えました。

お向かいの地蔵岳はずーっと晴れてるのに、こっちはずっと曇り。

そしてこの標識を堺にルートが一気に変貌を遂げます。

階段ハシゴラッシュ

まず結論から。

ハシゴがあったのは覚えてるし地図にも書いてあるけど

こんなに見境なくあったっけ?という量。

てかずっとハシゴです。20個くらいあったような。

下りも辛いけど、疲れてきたこの後半にこのハシゴは堪えます。。

木を紛らわすかのように名前を付けながら登ります。

1.門番バシゴ (入り口)

2.3Dバシゴ

3.左傾きバシゴ (水平保ててないんだよね〜)

4. 二股バシゴ (あなたは右派?左派?)

5.紅葉チャレンジバシゴ

6.新バシゴ (左からも行けます)

7.公園バシゴ (立派すぎて町の公園みたい)

↑公園バシゴを上から

8.壊れ待ちバシゴ (壊れたら直すね〜もうちょい使えるね〜)

9.スタンダードバシゴ

10.余りバシゴ (これ無くても良さそう。木が余ったから作ったみたいな)

11.拍子木バシゴ (祭りの時に鳴らすやつね)

12.ニートバシゴ (気力がないぞ)

13.公務員バシゴ (なんかしっかりキッチリしてる)

14.いい加減にしろバシゴ (予想以上にハシゴが多く、驚きも無い)

15.あとよろバシゴ (なんとなく作ったけど、使う人の自己責任ね〜みたいなメッセージ性がある)

とまぁ、こんなにハシゴがあるんですよ。

標高とか時間とか全然見なくなった。目の前のハシゴを倒すことで精一杯😩

ハシゴにブツブツ言いながらもこの付近は紅葉が始まってました。

まだちょっと早いけど想定してなかったので嬉しかった

ナナカマドの色づきが見事!!😍

あ、コルに出たっぽいぞ

コルまで上がりました〜

左を見るとお見事!雲に追いつかずに上がってきて、青空も見えるようになってきた

このピークは「八本歯ノ頭」です。行きませんが。

正面方向には間ノ岳!

左奥に農鳥岳!

雲掛かってるけど見事!😍

北岳山荘はまだテントが少なそう、良かった〜

もうちょっと下から見えてるけど、地蔵岳とオベリスク

オベチャン♡

八本歯ノ頭の肩に邪魔されてるけど、富士山も見えてます。

このあとすぐに隠れたけど

もう名前付けるの止めたけど、この長いやつ登って

正面右側に北岳が見えるハズなんだけど、上はガスってますね・・。

すれ違う人に話しかけまくって情報をもらう

  1. 「北岳山頂はガスで何も見えない」
  2. 「仙丈ヶ岳側も完全に真っ白」
  3. 「風強いし、眺望ゼロ」
  4. 「近くに居たオッチャンが言ってましたよ。『北岳に来ただけだ』って。」

なんだ、ピーク行こうと思っとったけど

行っても真っ白かぁ〜仕方ないなぁ、じゃぁ山荘直行するわ🤗

とここで決めました😘

(ま、北岳はピーク踏んだことあるので)

—–

北岳に来ただけ

ってギャグ知ってます?

山家の中ではよく聞くメジャーなやつですが、

まだ自分では言ったことありません😌

上行ったら絶対に言っちゃうから行かない。

—–

北岳頂上が右、山荘が左の分岐です!

サクッと左向いまーす

昔通った時はガスガスだったけど、ずっと間ノ岳が見える良いルートなんだね。

こんな感じのハシゴがありますが、全く危なくないです。

二重山稜になっており、右側に稜線ルートがありますが

風が強いので左側を歩きます。

後はもう水平だ!

と思ってルンルン歩いてたら

奴らが近くで鳴いている・・・

どこだ?と左右を確認してたら

あ、すみません。登山道上におりました😅

雷鳥遭遇率がほんと高い!

もうすっかり大きくなったデカイ子ども4羽がゴロゴロしてました。

かわゆす。

とゆーことで、山荘に付き北岳に一番近い場所に張りました。

夕方は晴れると見越してたのでタイムラプス撮りやすいところに。

広河原から6時間。まだ12時台・・。。

とりあえず焼き肉します。

けど暇で暇で、いろんなソロハイカーとお話して時間潰します。

けど肝心の北岳がこんな感じで・・・結局この日はここでおしまい。

テントの中で晩飯のチャーハン食いましたが

このあとポツポツと小雨が降る始末・・。😭

雨は上がったけど完全にガスの中。

21時くらいだったかな。月明かりがキレイだったのでちょっと写真撮ってました。

けど月が明るすぎるし雲あるし・・星はあまりキレイではなく諦めて就寝😴

◆2日目

まだ暗い中、エビピラフを食す

4時頃。もう出発する人もいれば、ゴソゴソと準備が始まる時間帯。

5時10分、準備して出発です!天空の稜線スタート🤗

昨日会えなかった仙丈ヶ岳(のシルエット)

朝日を狙ってるんですね

その後ろで僕はあなたたちを狙ってますよ🤠

まずは中白根山に登ってます

日が昇る時って何回もシャッター押しちゃうよね。

ほぼ変わらないのにさ。

来ましたねーーー

おはようございます!🌞

明るすぎて色飛んじゃってますが。中白根山に到着。

無名峰ですが3,055mあります。仙丈ヶ岳と甲斐駒もバッチリ!

北岳山荘を振り返って、やっと会えた北岳。いいロケーション。

左側に甲斐駒。右側に地蔵岳とオベちゃんも。

中白根山のピークは広々してます。もっと奥に進んでいきます。

正面に見えてるのが間ノ岳っぽいけど、本物はもっと奥でーす。あれは偽ピーク。

こんな感じで巻きながら偽ピークを目指します。

なだらかで歩きやすい。

偽ピーク到着!!

左手前がさっき居た中白根山。

ここから見えるのが本物の間ノ岳

そこまでアップダウンは無いものの、間ノ岳はもっと上!

日本で三番目だからねぇ。

南アルプスってほんと1つ1つがデカイよね。

ピークに向かって広い山稜を進んでいきます。

とうちゃーく!初間ノ岳です。

日本第二の北岳もバッチリ。甲斐駒もバッチリ。

そして次は農鳥岳へ。右側には塩見。塩見もでっかいなぁ〜〜

奥に悪沢も見えてますねぇ。

多くの山友が、ここを歩いた時はガスってたとのことで、こんな晴天は珍しいのかもしれませんね。

標識と後ろに南アルプス全貌

さ、次行きます。

なっと言っても今日は長い!あまり時間を無駄にできません!

農鳥小屋を見ながら、ここから激しく下ります。

農鳥小屋から西農鳥へ登り、その左側にあるのが農鳥岳です。

小屋までの案内はバッチリ (笑)

これでもか!というくらい案内があります

けっこう急なガレ場を下ってます

標高下がってますね (下がっちゃってますね😥)

けどこのあたりから見る小屋・西農鳥岳・農鳥岳もお見事☺

三国平への分岐。僕は真っ直ぐ進みます。

はーい

小屋の手前(間ノ岳方面)にもテントサイトがありました。

小屋の農鳥岳側にもあります。たぶんそっちがメイン。

降りてきた間ノ岳を振り返る。

こっちから見ると北アルプスみたいなゴツゴツ感。

そしてやっぱり南アルプスらしくデカイ!

農鳥小屋着きました

ウケツケ

名物オーナーを探そうかなと思ってたら

探すもなにも、いきなり目の前に現れました(笑)

前を歩く人にルートを教えてたっぽいけど、口調がくそ粗くって・・ 評判通り。

怖かったので、ポカリ1本買ってすぐに出発しました。

ではまず目の前の西農鳥岳へ登ります。

まぁ・・ここ辛いねぇ。

序盤からずっと急登。CT50分だけど1時間かかっちゃいました。脚やられたなー😩

♡がありました

間ノ岳はほんとカッコいい。ずっと見えてるので何度も撮ってしまいます。

上り詰めたところに案内板がありました

『農鳥岳はあちらです』と。

左手前が西農鳥岳のピークです。右奥の平らな所が農鳥岳のピークです。

まずはルート上にある西農鳥岳を踏みます。3,051m

後から知ったけど、農鳥岳よりこっちの方が高い😅

西農鳥から農鳥までの登山道は、こんな感じ。

けどね、歩くと見た目以上に結構辛いのよ😩

ついに農鳥岳が目の前に!

それまで結構下ってるけど😅

あそこまで行けばあとは下るだけ・・

と言い聞かせながら歩き続けました。

着いたーー。

北岳がチラッと見えたので一緒に撮ってもらいました。

蝶ヶ岳で破れたストッキングはそのままでーす。

この撮ってくれたおじさんと、今日の最後一緒に歩きました。

疲れたーーー。

と山頂に居た人たちで喋り合い、しばし休憩☕

朝のピラフはすっかり消化しきって、行動食を腹に詰め込みます。

20分くらい休憩し、スタート。

あとはここから2,000m降らねば・・・😅

農鳥岳から大門沢降下点までの稜線歩きは素晴らしかったです。

広河内岳の眺めもよく、斜度もゆるく最高!

稜線上にあるこの目印が下降ポイント

広河内岳も良さそうですが、時間が無いのでここから降ります。

最初の見た目、こんな感じなんだけど、こっからまぢ地獄

下は曇りっぽいので最後の青空を惜しみ

ハイマツ終わったあたり

名もなき広場

もうね、ペースが上がりません。

けどこんなものはまだ序盤です。

針葉樹林帯に入っても急斜面は変わる気配なし

ハシゴは壊され・・

倒木は堂々と。

沢が近くなり、しばらくは沢沿いを歩きますが滑りやすいし

で、どこ渡ればいいの?

幾つもの沢を越えるので橋も珍しくありません。

脚がガクガクし、もう歩けないアピールをしてきます

あぁ・・やっと小屋が見えた

大門沢小屋に到着〜

もういや😩

あるきたくない😩

という気持ちで30分たっぷり休憩しました

故障中みたいだったけど、シャワーもあるんだねここ。

ここでもう1泊することも頭をよぎりましたが・・

みんなは今日一気に下るということで、再び立ち上がりました。

13時ちょいすぎ、リスタート。

もう珍しくもない橋を渡り続けます。

1つの沢を右岸、左岸行ったり来たり。

まぁでもこうやって目印があると気が紛れるので良いよね。

しばらくすると、平坦な道も増えてきました。

これはほんと助かる。標高下がらないけど、脚への負担が減るのは大事。

時折少し登るけど、ほぼ水平な感じ助かります。

地図にも書いてある「滑りやすい急坂」区間。

うん、けっこう急だわ。

けど焦らずゆっくりと。

次、地図に書いてある「大きな岩」ね。

おぉ、でっかいわーと思って右見たら

あ、すんません。

こっちのことですね。でかっ

ここ、唯一道迷いした場所

対岸に○があるのでここを渡るのですが、それが目に入ってこずに、沢に沿って左に下ってしまいました。

踏み跡もチラホラあるんだよね。

けど明らかに激しいので違うと思って引き返しました。

ここはピンクテープほしいなぁ、分かりにくい。

出ましたね、名物のこの吊橋。

いやほんと・・みなさんおっしゃる通り。

高度感あるし揺れるし、下の板が外れているような動きするし・・

怖かったわぁ😅

吊橋越え、発電所取組口という人工の建物の横を歩くと

あーこれね。ヤマレコでよく見るやつ

距離は大したことないけど、この後半には辛い登り返し・・。

「迂回路を通らされてる」というストレスもあって足が出ない。

いや、ほんとに辛いのはこっちだった。

迂回で登り返した分降りますが、このパイプ階段。

体力0の登山者にこの下りはマジできつい。

小学生だったらワーイ!と走って通れそうなこの階段を5分ほどかけてゆっくり降りました・・・😩

橋工事、絶賛稼働中でした

「下山したー」といいたくなるような写真ですが、まだ終わってない。

てかまだ5kmは歩く

橋のパース画像がダサくって・・ (すみません)

登山者用の道が用意されています

車道をちょっと巻く感じです。

最後、このしっかりとした橋を通り

登山口まで降りてきましたーー

あとは工事車両が通る林道を歩き、

南アプルス林道(バスルート)に合流し、駐車場まであるき続けます。

約50分。

しかし、ずっと群馬のオジサマと喋ってたのでとっても助かりました。

一人で無言だと、たぶん泣いてました😭

そしてとうちゃーーーく。ほんとに終わりです。

5時10分に出発し16時40分に到着。

昼メシ食べる時間無く、行動食のみだったので腹ペコ。

奈良田は日帰り温泉が少ないけど、平日なのでほぼ貸し切りで入浴でき、

帰路につきました

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