【鳥海山】鉾立口(象潟口コース) ↑千蛇谷↓外輪山 2018/07/15

【鳥海山】鉾立口(象潟口コース) ↑千蛇谷↓外輪山 2018/07/15

みちのく登山シリーズ【鳥海山/秋田県・山形県】標高2,236 mの日本百名山

楽しい指数:★★★★★

ここは今回の東北登山シリーズの中でも楽しみにしていた山の1つ。

というのも、国道7号線を北上している時に、やけにデカくて裾野が広くて存在感出しまくっていたので

「あれなんて山だ?」と思って調べたら鳥海山だった。うおおおおまじか!これに登れるのか!ということで始めからハイテンションで望みました。

—-

登山日の朝、秋田県のにかほ市から伸びる県道131号線で鉾立(ほこだて)まで向かうもガスガス。

車の中で1時間ほど粘ってみたがほぼ変わらず。この山はたくさん写真撮りたいなぁと思ってたので、天気良さそうな明日にしよう!と思ってサクっと撤退。

にかほ市ではなく、山形県の酒田市方面に下山しました。

秋田県/山形県どちらに降りても、この鳥海ブルーラインはしっかり整備されたドライブコースなので問題ありません。

酒田市のイオンなどで1日時間を潰すと、陽が落ちた頃には雲もなくスカッと快晴でした。

「これは・・絶対に星が綺麗だ」と睨み、鉾立に向かいました。

着く前から分かっていたけど、車を降りて分かる満天の星空!そして車がいっぱい。

登山者の車も多いけど、星撮影に来てる人の車も20台くらいはあったと思います。

しまった・・出遅れたと思いながらも早速撮影開始。

鉾立象潟口の天の川

まぁいろんなものがありますが、ちょうど山に掛かっていい感じの天の川が撮れました。

ずっと星を撮ってたかったけど、翌日の登山もあるし、2時間くらいで切り上げました(とはいえ2時間は撮ってました)。

えーー。コホン。やっと登山記事が始まります。

象潟登山口

ちょいと寝坊しましたが晴天の鳥海山スタートです!

ここ象潟(きさかた)口はドライブウェイの終点みたいなもので、トイレ等の設備もバッチリです。

登山届を出して、左の階段から入ります。

アスファルトの階段が続き・・

鉾立展望台

鉾立展望台まで来ました〜

登山口から400mくらいのところにある鳥海山が一望できる展望台。

もちろんスニーカーで来れる観光地です!

昨晩ここで写真撮ればよかったわ・・と後悔もあるのですが

こればっかりは初めてでは分からないので仕方がないですね!星撮る人はここオススメです。

↑象潟登山口の駐車場もすぐ近くです。その後ろには日本海!

展望台後は、ダラダラと石畳で整備された道を登り

雪渓

序盤からプチ雪渓はありました。(7/15)緩いのでアイゼン無しで問題ありません。

このあと幾つか雪渓ありますが、登りはノープロブレムです。

にしてもいい天気・・1日順延して大正解

後ろを振り返ると日本海がくっきり近い!

石畳の登りは疲れることを忘れサクサク進みます。

↑御浜(おはま)小屋が近づいてきました!

登山口からのここまで1.2時間で歩いてきましたが、コースタイムは2時間です。

すなわち、それなりに距離歩きます!

御浜小屋

御浜小屋の裏手に回ると人がいっぱい!そしてその奥にはピーク方面。

しかしこの日は風が強く、ここからはかなり強風の中歩くことになります。

ここの休憩も10分止まってると体がカチコチになります。。

鳥海湖

この休憩ポイントからは鳥海湖が目の前に見え、しばらく高度を上げてもずっと見えるので写真を撮り続けてしまうやつです。

御浜小屋からはすこーし登ると

御田ヶ原分岐

御田ヶ原分岐に来ます。

そしてここからは

ワイドにドカンと鳥海山ビュー!!すげー素敵★

そこそこの高所に来ているのに、この広い平原から広い山が望めるのはココだけじゃないか?

これこそ東北の雲ノ平と言うべきだ!という感じです。

写真の通り、ちょっと下ります。そしてまた登ります。(帰りが地味に辛いのよ・・)

御田ヶ原からしばらく歩いて振り返った所。

御浜小屋からの縦走路が素晴らしい!

七五三掛

このあたりは七五三掛(しめかけ)です。で、七五三掛ってなに?

外輪山・千蛇谷分岐

七五三掛からちょっと上がると外輪山・千蛇谷(せんじゃだに)分岐。

行きは千蛇谷から新山への直ルート。

帰りは外輪山の稜線ルートで降りてきます。

では、左に。

ちょっとだけ降ります。

そして・・

千蛇谷

ここは千蛇谷。

千蛇谷

すげーーーーーー

すげーーー、すげーーー!!

右側の外輪山から切れ落ちたカールと雪渓。なんだこの素晴らしいビューは!

この登山道はすぐに雪渓の左側の夏道になってましたが、

折角なので少し雪渓を歩きました。

落石ゴロゴロゾーンもありました。

しばらく雪渓歩きが楽しめます。

が、初めての山なのであまり無理せず、みんなが歩いている夏道に上がります。

幾つか上がるポイントはありますのでご安心を。

雪渓の左側の夏道を歩き高度を上げていきます。

雪渓の上には帰りの外輪山ルートがずっと見えています。だいぶ標高差あるなぁ。

また雪渓を歩いて、次は完全な夏道になりそうな感じ。

けど、ここに入るのが怖い・・。。

今にも崩れ落ちそう。

ビビリな僕はもう少し左上方向まで歩いてから雪渓に乗りました。

雪渓終わると、次はまた違った山容ですね!ワクワク

写真では登山道が分かりにくいですが、しっかりと岩の道があります。

このあたりは窪んだ登山道なので風が弱く、暑い暑い

暑そうでしょ?

歩いてきた雪渓〜夏道。左側には常に外輪山稜線。

最後の方は岩稜っぽくなり(しっかり整備されてます)ユルユルと登ると

御室

御室(おむろ)に到着で〜す!

地図をあまり気にせず歩いていたので「あれ?あ?いきなり小屋が現れた」という感じでした。

それほど疲れも出ず、ゆるゆると登れたからだと思います。

ひとまず休憩ということで、ご飯タイムにしました。

新山

小屋横からはガレガレの新山(しんざん)

実は最初、この新山が最高峰と思ってませんでした!

「御室から新山山頂までは不揃いな岩の連続。ストックは使わず、ペイントを目印に手と足を使って登る。岩場に不慣れな人は時間を要す。頂上は狭い」

と地図に書いてあるので「小屋裏ですぐ登れるけど、初心者はスルーしなさいよ〜危ないよ〜」という山かと思ってました。

ご飯を食べてながらお隣さんに聞いたら「あれ(新山)が鳥海山の山頂(最高峰)だよ」と教えてもらいスイッチ入れました。

同じところに降りてくるので、ザックはデポッて空身でアタック!

近くに来ると思った以上のガレ!わくわくわくわく!

こっちから降りてくる人もいるのですれ違いがちょっと危ないね。

けど、ペイントから少し外れても岩場はしっかりしています。

危ないところもなく、サクサク進みます。難易度も結構低めじゃないかなと思います。

上の方に来ると、周りの尖った岩場ラッシュに胸が踊ります♪

ここで人が溜まってますが、細いところを下ります。(大したことないです)

そして最後の登り。正面が頂上です

頂上へは左側から巻いて入ります。この写真では右上が頂上です

とうちゃーーく!日本海側も見える雲の上!最高!

そして人がめっちゃ混んでます 笑

写真は順番でね。ここに立ってますが実は狭いです。

ちょっとバランス崩すと後ろ側に落ちていけますのでお気をつけて。

周りはも岩稜帯ラッシュ♪

もうね、ここまで歩いてきてゆるやか稜線→壮絶カール&雪渓→このガレのピークと

バライティ豊かすぎて笑みが止まりません\(^o^)/

今から行く七高山(しちこうさん)のピークにも人が居ますね。

最初はこの七高山が最高峰だと思ってました。

 

新山ピーク付近から、七高山付近の稜線をアップ気味で撮ると

まぁオシャレだこと。その後ろの雲の演出もうまいねぇ!

120mmレンズなのでこれが精一杯。200〜300mm望遠持ってくると楽しいかも。

時計回りで人が少ない方から御室に降りました。

割と登ったルートで降りてる人いたけど、多分こっちの下山の方が楽。

鳥海山美術館

鳥海山美術館なんてありました。へぇ〜

入ってないけど。

さ、小屋から少し下って新山・外輪分岐へ直登です!ここちょっとキツイ。

新山・外輪分岐

分岐が見えてきました。ここがコルになってて左右が稜線です♪

当初、最高峰だと思ってた七高山へ行きました。

うーん、特に感想なし。

さっきの新山(最高峰)が楽しすぎてさ。

では新山を眺めながら分岐まで戻り、稜線トレイルライフをスタートしましょうか。

すたーと♡

ムフフが止まりません。

行者岳・伏拝岳という2つのピークを踏みながら降りていきます♪

登りで歩いてたルートも見えてます

伏拝岳(ふしおがみだけ)というところに来ました。

あれ?行者岳は?たぶんスルーしたっぽい。

稜線を歩きながらちょっとつず高度を下げていきます。

もちろんチョコチョコアップダウンはありますが、稜線様には文句は申し上げません。

そんなここは「外輪山ルート」といいます。

まだ1回しか歩いたことありませんが、きっと下山で使うと楽しいルートだと思います。

あ、文珠岳(もんじゅ)というのもありました。

七高山スタートから休憩してなかったので、ここでちょっと休みます。

後ろには新山が見えています!ちょっとガスってますが

ちょこちょこガスに包まれますが、稜線歩きを続け、千蛇谷分岐へと降りてきました。

ずっと歩きやすいんですが、ここまで結構な距離を歩いていますので、ちょいとバテ気味っす

足が攣るまではいきませんが、翌日筋肉痛コースなのは間違い無さそう\(^o^)/

帰りのこの登りが地味〜〜にキツイよ。

ホント。

御田ヶ原から鳥海山を振り返って♪

ほら、帰りの人たちみんな辛そうでしょ?そう、みんなクタクタ模様。

帰りもこれ撮って

象潟登山口をズームで撮って「近い近い」と言い聞かせ (実際にはクソ遠い)

他事を考えながら下山します。

登山口までの距離を考えるとイヤになるもん。山あるあるだよね。

こーゆー時はソロじゃなくて人と歩いたほうがイイなぁと思います。

とゆーことで、

帰りはだいぶ写真をサボって駐車場まで帰ってきました〜

賑わってますね。

観光客もたくさんいます。バイクのツーリング野郎もいます。

そんなこんなで、9時間くらいの山行で疲れてはいますが、

コロコロ変わる山容で、なんてポテンシャルの高い山なんだ!という勝手な評価です。

オススメ度100点。今まで登ってきた山の中で一番かも・・。それくらい気に入りました。

さぁ酒田に下山し風呂入って寝ようZZzz

おつかれやまー

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