みちのく登山シリーズ【朝日連峰/山形県】標高1,870 mの日本百名山
楽しい指数:★★★★★
今回の東北登山旅の中で楽しみにしていた山の1つ、朝日連峰。
その主峰は大朝日岳とのことで、避難小屋泊の1泊2日ルートで行ってきました。
登山口は迷ったけど、行きと帰りのルートが変えれそうな古寺鉱泉からにしました。
ヤマレコなどでは断片的に画像は見るものの、
地図で見ると『山深そう』『人いるのかな?』『熊出そう』『電波入る?』などの不安要素しかありませんでした。
そんな先入観からのスタートです!
↑こんな先入観から、登山口での車中泊は不安だったので、約1時間手前の道の駅おおえで寝ました。
古寺鉱泉までの車道はほぼ対面通行のちゃんとした道路。良かった良かった。
けど道中、ドコモでも圏外でした。
古寺鉱泉の駐車場。拡大すべく工事中でした。こーゆーのは有り難いですね。
駐車場脇からスタートです。
1〜2分歩くと、朝陽館に出ます。ここは泊まれるっぽいですね?
古寺山経由のルートはこの端を渡って、朝陽館の左側から入っていきます。
僕もこのルートで登るので、橋を渡ります。
定番の樹林帯
合体の樹。
序盤の1つの目印でした。
これといって特徴はありません。歩きやすい樹林帯です。
天気が良くていい感じですね。
まだ人には会ってませんが、熊が・・とかそんな不安は消え去ってました。
道中、いくつかの水場があります。これは最初の一服清水。
まだ序盤なので飲みませんが、長丁場のルートなので、こんな天気の良い日には助かりますね。
ハナヌキ峰分岐に出ました、左に進みます。
三沢清水です。
途中ベンチなどはありませんが、水場は広い休憩スペースがあります。
まだ水には余裕があるのでスルーします。
お、ちょっと山容が変わってきましたね?尾根道に出たっぽい
良い所に人がいたー♪
パシャ♪
この方は、後でよくお話をした仙台から来ていた40歳のお兄様。
爽やかイケメンで素敵な方でした。
そのまま登ってると、古寺山のピークに着いたようです。
ピークよりもその奥!!なんか素敵な景色広がっていますよおにーさん!!
左が今から行く小朝日岳
右奥が今日のゴールの大朝日岳
歩くコースが見えると疲れが一気に吹き飛ぶ。
いやぁ、もう素敵すぎでしょ♪
序盤の樹林帯は『今どのへんかな』『CTとの差はどんなもん?』『次の分岐まであと・・』とか
どうしても歩くペースと現在地を気にしてしまいますが、
こんな景色を見たらもう時間とかどうでも良いよね!
今この瞬間、ここを歩けていることが楽しくてのんびり進みます
小朝日岳への登りです。ちょっと疲れが出てくる頃ですが、
ダラダラ登っていれば直に着いてしまうくらいの登りです。
ちなみに、頂上行かずに右側に巻くルートもあります。
間もなく頂上すね
小朝日岳の頂上〜♪
小寺山から歩いてきたルート♪
小朝日岳に登ると、大朝日岳が稜線越しに見えるのですが、
なんと右奥に広がる大稜線が見えるじゃありませんか!!
これが朝日連峰か!!最高すぎるじゃないか!!
仙台にーちゃんと小朝日岳で色々と話し、今日は残念ながら日帰りらしい。
それにしても画になる山容。
小朝日岳からの下りは危険マークが1つ付いてましたね。どこだったんだろ?
下の方は樹林帯を激しく下りますが、崖や切れ落ちてる所はありませんでした。
ちょっと下るのが大変ではありますが、あっとゆーまです。
巻道との分岐に着き、ここからは大朝日岳を目指して歩むのみ
どう?鼻血出そうでしょ?😁
もうたまらんですなぁ。
1,500m〜1,600mでこの稜線ですよ。
やばい、やばすぎる。
そして、こんな稜線が続いているルートを1泊2日ピストンで計画してしまった僕はアホです
以東岳の方まで続く稜線を歩くなら、2泊・・いや3泊してもいいくらいの山です。
「朝日連峰楽しんできましたー」と言い切れないのが後悔。でも楽しい。
稜線歩きだから別に疲れてないけど・・景色が良いから無駄に休憩します!
歩んできた道
ずっと見えてる朝日子屋が見えなくなることもあります。
そんなときゃ、大抵登りです。
銀玉水の標識がありました。左に10m程逸れると出てます。
ここで2リットル補充しました。
この”銀玉水”ともうちょっと上に”金玉水”があります。
キンタマ水じゃないよ?
ぎんぎょくすい と きんぎょくすい ね。
仲良くなっていた埼玉からの8人パーティーの人に
「(上の金玉水より)銀玉水の方が美味しいのよね♪」と教えてもらい、僕もここで2リットル補充。
汲みながら飲むと
マジで美味い
実は山の湧き水はあまり飲みません。
小さい頃、よく川の上流でションベンしてたからかなぁ
仙丈ヶ岳の仙丈小屋付近の湧き水はめっちゃ美味しくって「これがホントの南アルプスの天然水だ」と感じた記憶がありますが、
それに匹敵する美味しさ・・!
銀玉水を汲んで荷物が重たくなるとこの登り(笑)
銀玉水から登ってきました。もちろんその奥には小朝日岳。
登りがきつそうに見えますが、残りわずかなので急ぐ必要もありません。
息を整えながら歩きます。
最後ここをぐーーっと登ると
朝日小屋が再び見えました。大朝日岳の頂上もくっきり!
良いですねぇ、良いですねぇ。
あとは小屋までの平坦な稜線歩きをして
大朝日岳山頂避難小屋(大朝日小屋)、到着であります
ここは避難小屋なので、料理や寝具無しです。もちろん売店もありませんので何も買えません。
けどハイシーズンは管理人さんが常駐しているようでした。
僕は一番乗りだったので、管理費(1,500円だったかな、忘れちゃいました)をお支払いし説明を受け、
無難に右奥のスペースを選択しました。
ではご飯タイムです♪
ご飯食べてゴロゴロゴロゴロ♪
コーヒー飲んでゴロゴロゴロゴロ♪
仕事の電話が2件入り、邪魔されましたがゴロゴロゴロゴロ。
ちなみに、小屋前はドコモ電波バッチリでした。
管理人さんが非常に親切な方で
このあたりの歴史などを教えてくれました。
で、すぐ上に大朝日岳の頂上があるんですが・・
この景色を眺めているのが幸せすぎて・・行く気になりません。
10分で行ける頂上なので気が向いたら行けばいいや。
残りの宿泊客が着き、総勢29名となりましたが、
それだけ時間が過ぎても頂上行く気になれず・・晩ごはん食べてゴロゴロします。
「頂」という素晴らしいビールを見つけたので2本だけ担いできました。うんまい。
小屋前から夕日を望めるのですが、夕方になってガスが強くなり・・
あらら・・ダメっぽいね。
みんな諦めて小屋に入ってしまったので、何を思ったのかこのタイミングで頂上に向かいます。
とりあえず、頂上
小屋よりはちょっと上がるので良かったけど、やはり夕陽はきつかった!これが限界
小屋に戻り、半分くらい寝てたけどその横を通り、寝床に着きました。
人が多いので、小屋内も熱く、寝袋は入らずに上からかけるだけ。
夜は何回か起きましたが、星が出る気配が無かったのでそのまま就寝♪
—
2日目の朝
おはようございます。
小屋前からのご来光です。ちょっと雲あって微妙。
仲良し埼玉パーティーさんも出発のようです。5:40頃
僕は頂上へ向かいます。昨日の夕方はガスだったからね〜
山頂からの眺め。
山頂に誰も居ないので、、またセルフで。
カメラ目線ではないかっこうつけた写真が沢山ありました。
さ、降ります。小屋出発が6:30頃だったかな。
名残惜しく・・何度も振り返って写真を撮ります。
大朝日岳の山頂はほぼ雲かかってたけど。
では今日も、この小朝日岳に登ります。
下山はルートを変更するので、このピークはイヤでも踏まなければいけません。
登って登って
開けてきて
着きました、頂上!
この時間には誰も居ないので貸し切りです♪
そして、ここから鳥原山方面に進みます。
こっちのコースは朝日鉱泉からの直ルートです。
古寺鉱泉にも戻るのですが、ちょっと遠回りルートな感じでした。
結果、失敗。このルートの下山はつまらなかった。
また人が少なくて不安だった。
熊出そうやったもん。
まずは小朝日岳から降りていきます。
何度かこんなロープがありました。
足元滑るので、下りではロープ頼らないと難しいところもありました。
全体的にはこんな感じのルート。
藪の間を切り開いた感じですが、綺麗な尾根道というよりは、ちょっと小汚い登山道な感じ。
いや、別に悪く言いたいわけじゃないよ!そんな感想だったもん。
そしてね、このルート長い。古寺山経由より1時間長い。
けど別に楽しいわけじゃない。
アップダウンもあるから標高全然下がらないし。
下ったと思わせて、こーやってー自然に登らせる
太陽使って幻想的にしてるけど、登ってるし。騙されんよ。
これ鳥原山展望台だったかな。ピークではない。
展望台だから、さぞかし良い眺望なんでしょ?と喧嘩越しで振り返る。
小朝日岳が見えるが、その左奥の大朝日岳なんてガスじゃん(怒)
すでに、こっちのルート失敗した感でちょっとイライラしてる
展望台から先、右が登山道なんだけど左にも道があって、なんかな〜?と思って進んだら
奥の草むらに三角点。これ鳥原山のピークっぽいね。
道標なしかよ!
もうちょっと歩いていくと、朝日鉱泉へ降りる道との分岐がありました。
写真正面の湿原っぽい方へ進みます。
で、あの分岐からの道が暇で暇で。
全然高度下げないし、人居ないし、寂しいし、獣出てきそうだし・・
こーゆー時は必殺「他事考える」で乗り切ります。
写真も全然撮ってなかったみたい。スポット無いしね。
陽があまり当たらないルートなんでしょう。こんなぬかるみがいくつかありました。
最近雨降って無くてこれなので、降った直後はぐちゃぐちゃ?
ずーっと歩いてきてほぼゴール。
左側に朝陽館が見えました。
あーーやっと安心できる。
昨日はこの朝陽館の横から入ってきましたが、帰りは橋のこっち側に出てきます。
なぜかレンズフードがズレてて隅に黒い影。
ちょうど埼玉パーティーさんたちと合流し、駐車場でお別れ。
餞別にお菓子頂きました、有難うございます。
次はお互い、飯豊山ですね!!がんばりましょー!!
ということで、1泊2日の大朝日岳終了です。
くどいですが、この駐車場は電波入りません。
このあと、道の駅で蕎麦食べて、高畠方面に降りていきました〜〜
おつかれやまでした。
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