【大朝日岳/朝日連峰】古寺鉱泉から大朝日岳山頂避難小屋(大朝日小屋) 1泊2日 2018/07/20〜21

【大朝日岳/朝日連峰】古寺鉱泉から大朝日岳山頂避難小屋(大朝日小屋) 1泊2日 2018/07/20〜21

みちのく登山シリーズ【朝日連峰/山形県】標高1,870 mの日本百名山

楽しい指数:★★★★★

 

今回の東北登山旅の中で楽しみにしていた山の1つ、朝日連峰。

その主峰は大朝日岳とのことで、避難小屋泊の1泊2日ルートで行ってきました。

登山口は迷ったけど、行きと帰りのルートが変えれそうな古寺鉱泉からにしました。

 

ヤマレコなどでは断片的に画像は見るものの、

地図で見ると『山深そう』『人いるのかな?』『熊出そう』『電波入る?』などの不安要素しかありませんでした。

そんな先入観からのスタートです!

 

↑こんな先入観から、登山口での車中泊は不安だったので、約1時間手前の道の駅おおえで寝ました。

古寺鉱泉までの車道はほぼ対面通行のちゃんとした道路。良かった良かった。

けど道中、ドコモでも圏外でした。

 

古寺鉱泉

古寺鉱泉の駐車場。拡大すべく工事中でした。こーゆーのは有り難いですね。

 

駐車場脇からスタートです。

 

古寺鉱泉

1〜2分歩くと、朝陽館に出ます。ここは泊まれるっぽいですね?

古寺山経由のルートはこの端を渡って、朝陽館の左側から入っていきます。

僕もこのルートで登るので、橋を渡ります。

 

定番の樹林帯

 

合体の樹

合体の樹。

序盤の1つの目印でした。

 

これといって特徴はありません。歩きやすい樹林帯です。

天気が良くていい感じですね。

まだ人には会ってませんが、熊が・・とかそんな不安は消え去ってました。

 

一服清水

道中、いくつかの水場があります。これは最初の一服清水。

まだ序盤なので飲みませんが、長丁場のルートなので、こんな天気の良い日には助かりますね。

 

ハナヌキ峰分岐

ハナヌキ峰分岐に出ました、左に進みます。

 

三沢清水です。

途中ベンチなどはありませんが、水場は広い休憩スペースがあります。

まだ水には余裕があるのでスルーします。

 

お、ちょっと山容が変わってきましたね?尾根道に出たっぽい

 

良い所に人がいたー♪

 

パシャ♪

この方は、後でよくお話をした仙台から来ていた40歳のお兄様。

爽やかイケメンで素敵な方でした。

 

古寺山

そのまま登ってると、古寺山のピークに着いたようです。

ピークよりもその奥!!なんか素敵な景色広がっていますよおにーさん!!

左が今から行く小朝日岳

右奥が今日のゴールの大朝日岳

歩くコースが見えると疲れが一気に吹き飛ぶ。

 

いやぁ、もう素敵すぎでしょ♪

 

序盤の樹林帯は『今どのへんかな』『CTとの差はどんなもん?』『次の分岐まであと・・』とか

どうしても歩くペースと現在地を気にしてしまいますが、

こんな景色を見たらもう時間とかどうでも良いよね!

今この瞬間、ここを歩けていることが楽しくてのんびり進みます

 

小朝日岳への登りです。ちょっと疲れが出てくる頃ですが、

ダラダラ登っていれば直に着いてしまうくらいの登りです。

ちなみに、頂上行かずに右側に巻くルートもあります。

 

間もなく頂上すね

 

小朝日岳

小朝日岳の頂上〜♪

 

小寺山から歩いてきたルート♪

 

小朝日岳に登ると、大朝日岳が稜線越しに見えるのですが、

なんと右奥に広がる大稜線が見えるじゃありませんか!!

これが朝日連峰か!!最高すぎるじゃないか!!

 

仙台にーちゃんと小朝日岳で色々と話し、今日は残念ながら日帰りらしい。

それにしても画になる山容。

 

小朝日岳からの下りは危険マークが1つ付いてましたね。どこだったんだろ?

下の方は樹林帯を激しく下りますが、崖や切れ落ちてる所はありませんでした。

ちょっと下るのが大変ではありますが、あっとゆーまです。

 

巻道との分岐に着き、ここからは大朝日岳を目指して歩むのみ

 

どう?鼻血出そうでしょ?😁

 

もうたまらんですなぁ。

1,500m〜1,600mでこの稜線ですよ。

やばい、やばすぎる。

 

そして、こんな稜線が続いているルートを1泊2日ピストンで計画してしまった僕はアホです

以東岳の方まで続く稜線を歩くなら、2泊・・いや3泊してもいいくらいの山です。

「朝日連峰楽しんできましたー」と言い切れないのが後悔。でも楽しい。

 

稜線歩きだから別に疲れてないけど・・景色が良いから無駄に休憩します!

 

歩んできた道

 

ずっと見えてる朝日子屋が見えなくなることもあります。

そんなときゃ、大抵登りです。

 

銀玉水

銀玉水の標識がありました。左に10m程逸れると出てます。

ここで2リットル補充しました。

 

この”銀玉水”ともうちょっと上に”金玉水”があります。

キンタマ水じゃないよ?

ぎんぎょくすい と きんぎょくすい ね。

 

仲良くなっていた埼玉からの8人パーティーの人に

「(上の金玉水より)銀玉水の方が美味しいのよね♪」と教えてもらい、僕もここで2リットル補充。

汲みながら飲むと

マジで美味い

 

実は山の湧き水はあまり飲みません。

小さい頃、よく川の上流でションベンしてたからかなぁ

 

仙丈ヶ岳の仙丈小屋付近の湧き水はめっちゃ美味しくって「これがホントの南アルプスの天然水だ」と感じた記憶がありますが、

それに匹敵する美味しさ・・!

 

銀玉水を汲んで荷物が重たくなるとこの登り(笑)

 

銀玉水から登ってきました。もちろんその奥には小朝日岳。

登りがきつそうに見えますが、残りわずかなので急ぐ必要もありません。

息を整えながら歩きます。

 

最後ここをぐーーっと登ると

 

朝日小屋が再び見えました。大朝日岳の頂上もくっきり!

良いですねぇ、良いですねぇ。

 

あとは小屋までの平坦な稜線歩きをして

 

大朝日岳山頂避難小屋(大朝日小屋)、到着であります

 

大朝日小屋

ここは避難小屋なので、料理や寝具無しです。もちろん売店もありませんので何も買えません。

けどハイシーズンは管理人さんが常駐しているようでした。

僕は一番乗りだったので、管理費(1,500円だったかな、忘れちゃいました)をお支払いし説明を受け、

無難に右奥のスペースを選択しました。

 

 

ではご飯タイムです♪

 

大朝日小屋

大朝日小屋

ご飯食べてゴロゴロゴロゴロ♪

コーヒー飲んでゴロゴロゴロゴロ♪

仕事の電話が2件入り、邪魔されましたがゴロゴロゴロゴロ。

ちなみに、小屋前はドコモ電波バッチリでした。

 

管理人さんが非常に親切な方で

このあたりの歴史などを教えてくれました。

 

で、すぐ上に大朝日岳の頂上があるんですが・・

この景色を眺めているのが幸せすぎて・・行く気になりません。

10分で行ける頂上なので気が向いたら行けばいいや。

 

 

残りの宿泊客が着き、総勢29名となりましたが、

それだけ時間が過ぎても頂上行く気になれず・・晩ごはん食べてゴロゴロします。

「頂」という素晴らしいビールを見つけたので2本だけ担いできました。うんまい。

 

小屋前から夕日を望めるのですが、夕方になってガスが強くなり・・

あらら・・ダメっぽいね。

 

みんな諦めて小屋に入ってしまったので、何を思ったのかこのタイミングで頂上に向かいます。

 

とりあえず、頂上

 

小屋よりはちょっと上がるので良かったけど、やはり夕陽はきつかった!これが限界

小屋に戻り、半分くらい寝てたけどその横を通り、寝床に着きました。

人が多いので、小屋内も熱く、寝袋は入らずに上からかけるだけ。

夜は何回か起きましたが、星が出る気配が無かったのでそのまま就寝♪

 

 

2日目の朝

 

おはようございます。

小屋前からのご来光です。ちょっと雲あって微妙。

 

仲良し埼玉パーティーさんも出発のようです。5:40頃

 

僕は頂上へ向かいます。昨日の夕方はガスだったからね〜

 

山頂からの眺め。

 

山頂に誰も居ないので、、またセルフで。

カメラ目線ではないかっこうつけた写真が沢山ありました。

 

 

さ、降ります。小屋出発が6:30頃だったかな。

 

名残惜しく・・何度も振り返って写真を撮ります。

大朝日岳の山頂はほぼ雲かかってたけど。

 

では今日も、この小朝日岳に登ります。

下山はルートを変更するので、このピークはイヤでも踏まなければいけません。

 

登って登って

 

開けてきて

 

着きました、頂上!

この時間には誰も居ないので貸し切りです♪

 

 

そして、ここから鳥原山方面に進みます。

こっちのコースは朝日鉱泉からの直ルートです。

古寺鉱泉にも戻るのですが、ちょっと遠回りルートな感じでした。

 

結果、失敗。このルートの下山はつまらなかった。

また人が少なくて不安だった。

熊出そうやったもん。

 

まずは小朝日岳から降りていきます。

 

何度かこんなロープがありました。

足元滑るので、下りではロープ頼らないと難しいところもありました。

 

全体的にはこんな感じのルート。

藪の間を切り開いた感じですが、綺麗な尾根道というよりは、ちょっと小汚い登山道な感じ。

いや、別に悪く言いたいわけじゃないよ!そんな感想だったもん。

 

そしてね、このルート長い。古寺山経由より1時間長い。

けど別に楽しいわけじゃない。

アップダウンもあるから標高全然下がらないし。

 

下ったと思わせて、こーやってー自然に登らせる

 

太陽使って幻想的にしてるけど、登ってるし。騙されんよ。

 

これ鳥原山展望台だったかな。ピークではない。

 

展望台だから、さぞかし良い眺望なんでしょ?と喧嘩越しで振り返る。

小朝日岳が見えるが、その左奥の大朝日岳なんてガスじゃん(怒)

 

すでに、こっちのルート失敗した感でちょっとイライラしてる

 

展望台から先、右が登山道なんだけど左にも道があって、なんかな〜?と思って進んだら

 

奥の草むらに三角点。これ鳥原山のピークっぽいね。

道標なしかよ!

 

もうちょっと歩いていくと、朝日鉱泉へ降りる道との分岐がありました。

写真正面の湿原っぽい方へ進みます。

 

で、あの分岐からの道が暇で暇で。

全然高度下げないし、人居ないし、寂しいし、獣出てきそうだし・・

こーゆー時は必殺「他事考える」で乗り切ります。

写真も全然撮ってなかったみたい。スポット無いしね。

 

陽があまり当たらないルートなんでしょう。こんなぬかるみがいくつかありました。

最近雨降って無くてこれなので、降った直後はぐちゃぐちゃ?

 

ずーっと歩いてきてほぼゴール。

左側に朝陽館が見えました。

 

朝陽館

あーーやっと安心できる。

昨日はこの朝陽館の横から入ってきましたが、帰りは橋のこっち側に出てきます。

なぜかレンズフードがズレてて隅に黒い影。

 

ちょうど埼玉パーティーさんたちと合流し、駐車場でお別れ。

餞別にお菓子頂きました、有難うございます。

次はお互い、飯豊山ですね!!がんばりましょー!!

 

ということで、1泊2日の大朝日岳終了です。

くどいですが、この駐車場は電波入りません。

このあと、道の駅で蕎麦食べて、高畠方面に降りていきました〜〜

おつかれやまでした。

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